モアサナイト
元々は1893年にアメリカアリゾナ州で宇宙から落ちてきた隕石より発見されたもので、天然のモアサナイトはほとんど地球上には存在しません。
そのダイヤモンドと見間違えるほどの隕石を発見したフランスのアンリモアッサン博士の名前から『モアサナイト』という名が付きました。
ダイヤモンドと同じく炭素を含むモアサナイト(モアサナイトは炭化ケイ素)を初めて人工的に製造することに成功したのがアメリカのチャールズ&コルバード社であります。
同社は、人工宝石としてのモアサナイトの製造工程における特許を取得し、1998年に世界で初のモアサナイトジュエリーの販売を開始しましたが、製造特許が2015年に切れたことを皮切りに、現在ではアメリカをはじめ、中国やインドなど各国で質の高い人工モアサナイトの製造が行われております。
輝きと硬度、コストパフォーマンスの良さ
モアサナイトの魅力
『ファイヤ』と呼ばれる石の『輝き』を表す数値がダイヤモンドの約2.5倍以上。それだけではなく、石の表面の傷つきにくさを表す『モース硬度』が9.5 と、宝石の中ではダイヤモンドの10に次いで高い数値です。そして一般的にモアサナイトはダイヤモンドの価格の10分の1程度と言われることが多く、Qtokyoの場合それと同等かもしくは20分の1程度にも抑えたものもたくさんございます。モアサナイトもダイヤモンド同様、石の大きさが大きくなればなるほど価格は上がりますがダイヤモンドの上がり方ほどではないため、大粒のモアサナイトのコストパフォーマンスが良い理由の1つであります。
人工ダイヤモンド
ラボグロウンダイヤモンド
ラボグロウンダイヤモンドとは、天然ダイヤモンドとその化学組成、結晶構造、物理的特性は全く同じなのですが作られた『環境が』違うだけなのです。ご存知の通り天然ダイヤモンドは何十億年もの昔より地中で炭素に高温・高圧が加わることで作られたもの。それがマグマの噴出とともに地表近くに出てきて発見に至りました。その希少価値、価格についてはピンキリではありますが、ダイヤモンド=高額、という事実は古今東西変わりません。そこで登場したのがラボグロウンダイヤモンド。つまり自然にできたものではなく、人工的に、工場やラボ(研究所)で作られたダイヤモンドです。主に工業用として作られ、続いて2010年代半ば、宝飾用に作られたラボグロウンダイヤモンドが宝飾界に参入したのは、つい最近のことなのです。昨今では地球環境の保全のために鉱山の破壊をすることなくこのダイヤモンドがラボ(研究室、工場)によってつくられるということでより注目を集めているのです。